マタンゴ
「私~湘南、マタンゴ、ム~スメ~♪」なんて、元気TVからの歌も有りましたが、東宝映画の「マタンゴ」を知人に借りて見る機会があったのですが、これ面白いです。 子供の頃から「マタンゴ」の名前は知ってましたが、怪獣怪人の部類としては、かっこ悪いし、映画も見た記憶も無く、雑誌や、カードなどの写真一枚程度の情報では、なんだか良く分からないので、今ひとつ正体不明な感じでしたが、今回、多分初めて鑑賞して再認識出来た感です。 近年のソフビ化など有りましたね。
水野久美さんの妖艶さもいいです。 子供が親と見て、現代でも子供は面白くないのでは?とも思うので、やはり大人が楽しめる映画だと思います。 その恐怖感、大人の描写、気持ち悪さ感、子供だましではなく、楽しめました。 原案もおおもとは、海外ながら、原案に、星新一、福島正実と言った、自分が中学時分に短編などで、感銘を受けた作家が名を列ねているのもあらためて驚きです。 マタンゴの出ているシーンで、ウルトラシリーズの悪魔っ子、ケムール人、バルタン星人、などで効果的に使われていた、笑い声が、このマタンゴで使われていたのも、自分にとっては、発見でした。 ここで使われていたのが初めてなのか、分かりませんが、バルタン星人なんかは、有名なあの笑い声ですが、それより以前にオリジナル音源でマタンゴで使用されていたんですね~。 世代的に、こんなイメージになってしまうんですが、例えば、今のリバイバルでCMで使われているような楽曲が、初めにイメージとなってしまうと、後年の方のイメージとなって残るんでしょうね。
一部、シーンに問題ありとの話しも聞いたことがありますが、テーマは今でも面白いので、リバイバルでも見てみたい作品です。 特典の、朗読なんかも聴いてると、昔のラジオ短編小説みたいで、安らぎます。
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